初代は全然曲がらない車として評されたランサーエボリューション


出典元:Montu Motors(Youtube)

ランサーエボリューションといえばWRCでの活躍や、
峠では最速という噂やらで有名な車ですが、
シリーズ10代目の「ランエボX」でその歴史に幕を下ろしましたのは記憶に新しいですよね。

ファイナルエディションまで含めて、2016年が最後の年となりましたが、
初代ランエボの登場は1992年ですから、24年間にわたり存在していました。
24年間で10代もモデルチェンジしているというのは、改めて考えるとこれは相当ハイペースです。
スポーツカーでこれだけ多くのモデルがあるのも珍しいのではないでしょうか??

というわけで今回、ランエボについて整理してみたいと思いますが、
本記事ではまずは初代ランエボについてご紹介します。

ランサーエボリューションはどんな車か

まずランサー”エボリューション”という名前ですが、
元々ランサーという三菱の小型セダン存在します。

トヨタにおけるカローラ、日産のサニーのようなイメージでしょうか。
1992年に登場した初代ランサーエボリューションという車は、そんなランサーをベースに、
ギャラン(1992-1996)のVR-4というグレードに搭載されていた強力なターボエンジンを移植した車でした。
見た目はノーマルのランサーっぽく、また4ドアのスポーツセダンというカテゴリーなのもあって、
初代ランエボの外見はそこまで戦闘的もなく、スポーティーという雰囲気も薄いですね。


ギャランに搭載されていたのは「4G63ターボ」エンジンで馬力は240PSを誇りました。
エボIでは250PSに強化され、また車重はギャラン1350kgと比べて1240kg(競技ベース車では1170kg)と110kgも軽量であることから、
そのパワーウェイトレシオは4.96kg/psという驚異的な数値を示します。

  • ランサーエボリューションⅠ
    全長全幅全高:4310x1695x1395
    エンジン:4G63 直列4気筒DOHC ターボ 1997cc
    最高出力:250PS/6000rpm
    最大トルク:31.5kgm/3000rpm
    駆動レイアウト:4WD
    車両重量:1240kg

フェアレディZ32の3.0Lツインターボで約300psであり、
S13シルビアの2.0Lターボは205psですから、
92年時点で2.0Lターボ250psという数値は相当強力でしょう。
その上、駆動方式は4WDなので、加速性能については圧倒的だったに違いありません。

販売は予想外の人気に

このエボⅠは、当時三菱がWRCに参戦する資格を得るため、
その規定販売台数2500台を達成することを目標に間に合わせのように生産した車でした。
そのような目的であったため、CM等も当時行わず、2500台の限定生産としてスタートしました。

ところが市販車にRECAROやMOMOステが標準装備、おまけにめちゃくちゃ速いという仕様は、
告知宣伝が全くされなかったにもかかわらず、結局高い人気を獲得し、その後結局追加販売を繰り返し
最終的に7628台(3倍以上)生産されることになります。

走行性能には課題が残り、エボⅡへ

しかし生産までの時間が少なく、試作段階で十分なテストを行えず、完成車はフロントヘビーからアンダーステアの特性が強く出た挙動であったため、
今の峠最速というイメージとは違い、「直線は速いが曲がらない車」という扱いを受けることになります。
その評価は三菱にとっても大きな反省点となったようで、
改良を施し、エボⅡの登場へとつながっていくことになります。

(つづく)

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