S13シルビアはデートカーとして生まれた。


出典元:youtube
S13シルビアといえば、もはや走り屋の車というイメージですが、
発売当時の日産のメーカーコンセプトはスペシャリティカーであり、デートカーという位置づけでした。
当時絶大な支持を誇っていたホンダのプレリュードに、同じような立ち位置だったシルビアは劣勢でしたが、
1988年、S13シルビアの登場により形勢逆転に至りました。

その低い、流線形の美しいデザインですぐに人気を博しました。
当時、やや希少になりつつあったFRレイアウトのクーペであり、
ターボモデルの設定など、スポーツ走行にも適した仕様でした。
値段も比較的手に届きやすい価格だったことから、スポーツ走行を目的とした層にも支持されることになりました。

S13の種類

S13シルビアは途中マイナーチェンジにより、エンジンが変更されており、
当初1800ccのエンジンが設定されておりますが、
後期は2000ccのエンジンに変更され、それに伴って性能も向上することになります。

グレードはトランプを意識した「J’s」「Q’s」「K’s」と大きく3種類あり、
J’sはパワーウィンドウ等が取り払われたNAエンジンモデル車であり、
主要グレードはQ’sとK’sで、Q’sはNA、K’sはターボ付です。
(Q’sはクズ。K’sはカスなどと略されたとか)
「ダイヤセレクション」など洒落た名前の豪華特別グレードがのちに追加販売されたり、
コンパーチブル仕様のオープンカーモデルが登場することはありましたが、
走りに重点を置いた特別グレードは登場することがなく、
やはりデートカー路線から外れることはありませんでした。

下にスペックを載せます。

S13シルビア Q’s前期/後期型(E-PS13)
全長全幅全高:4470x1290x1120
エンジン:直4_CA18DE 1809cc → SR20DE 1998cc
最高出力:135PS/6400rpm → 140PS/6400rpm
最大トルク:16.2kgm/5200rpm → 18.2kgm/4800rpm
駆動レイアウト:FR
車両重量:1090kg

S13シルビア K’s前期/後期型(E-PS13)/
エンジン:直4ターボ_CA18DET 1809cc → SR20DET 1998cc
最高出力:175PS/6400rpm → 205PS/6000rpm
最大トルク:23.0kgm/4000rpm → 28.0kgm/4000rpm
車両重量:1120kg

K’sの1991年のマイナーチェンジ後のパワーアップがすさまじく、
175PSだった最高出力が一気に30馬力もパワーアップし、205PSに到達しております。
ターボで最高出力が205馬力というと、1989年のマイナーチェンジ後のFC3S型RX-7と同等の性能です。
これはもうデートカーの枠を超えているのでは? スポーツ走行に使われるのも頷ける性能ですね。
このSR20エンジンはその後のS14,2018年現在の最終型であるS15シルビアにおいても搭載されているエンジンです。

S13シルビアの現在

かなり売れまくったS13シルビアですが、前述のように走り屋需要が高まり、
まともな個体はほぼ残っておりません。
あったとしても希少価値からプレミア価格になっているでしょう。
ただデートカーというコンセプトから、ATモデルも多く市場に出ていることは確かですから、
ATならば綺麗な個体がある可能性は見込めますね。

そして、アフターパーツが多く、ほとんどの場合改造車ですので、
純正の動画もなかなか見当たらず、
排気音は前期型のNAモデル、CA18DE搭載車のみ見つかりました。
最高仕様のSR20DETも聴きたかったのですが、エキマニやマフラーを交換した動画しか見つからず・・・

S13に続くS14以降のシルビアは

次モデルのS14は車体が大型化し、3ナンバーとなったほか、
精悍なS13のフォルムと変わって丸みを帯びた、やや柔和な印象をもつフロントデザインで登場したこともあって、
不人気だったようです。

それを受けてか、S14の後期型では顔つきが変わり、
やや威圧的な感じに。

S15では5ナンバー規格に戻りました。

しかしS15が登場するころにはスポーツカーに乗る人の数も減っており、
現在ではすでにシルビアという車は製造されておりません。
近々S16として復活するなどという噂がありますので、トヨタ86を筆頭にここ最近のスポーツカー復権の動きに乗じて、
S16も登場してほしいですね。

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