ホンダSシリーズのライバル、トヨタスポーツ800とは

古いトヨタのスポーツカーと言えば、やはりトヨタ2000GTが一番に思い浮かぶでしょうか?
たしかに非常に有名ですね。
しかし2000GTが登場した1967年より前の1965年にすでにトヨタでスポーツカーが存在していました。
トヨタスポーツ800という車です。


出典元:youtube TOYOTA GAZOO Racing

トヨタ・スポーツ800 (UP15)
エンジン:2U型 790cc 空冷水平対向2気筒OHV
最高出力:45PS/5400rpm
最大トルク:6.8kgm/3800rpm
重量:580kg

かっこいいというより、カワイイようなデザインをしています。
愛称はヨタハチと呼ばれました。

名前の800が意味するところは、やはり排気量≒800ccのことです。
800ccのエンジンですが、最高出力は45psと控えめになっております。
同時期に登場したホンダのS600は、性能においても、レースにおいても、
その価格、車格の類似性から比較される存在でしたが、
S600は600ccのエンジンですが、最高出力は57psと明らかにヨタハチを上回りました。

出典元:youtube
しかしヨタハチが劣っていたわけではありません。
ヨタハチの特徴はその軽さです。
S600の車重は695kg。580kgのヨタハチは100kg以上も軽い車だったのです。

小型のボディに高出力エンジンを載せたのがS600ならば、
やや非力なエンジンを載せながらも超軽量ボディだったのがヨタハチです。
また、丸みを帯びたボディは徹底的な空気抵抗の低減を目指して設計された証であり、
屋根を取り外しできるタルガトップのボディはまるで戦闘機のようで、
レースにおいてもその軽さ、空気抵抗の少なさは燃費性能の強みとして現れていたようです。
エンジン屋ホンダのS600とはコンセプトがかなり違っており、面白いですね。

かなり程度がよさそうなヨタハチをドライブしている様子が下動画で視聴できます。
内装がカッコイイ。音も独特ですね。

上の動画でも紹介されていますが、
ヨタハチは海外へほぼ輸出されず、基本的に日本市場でのみ販売されました。
トヨタ パブリカをベースにした試作車として開発がスタートしたトヨタスポーツ800は、
あまり販売を主眼に置いていたわけではなかったようで、
結局販売台数は3,131台のみとされております。
S600は1万台ほど生産されたそうなので、比べてみると少なく、
海外にも輸出されて、外国にも愛好家がいるS600、
S600はその後S800も存在するのも大きいと思いますが、
それらと比べるとヨタハチの海外愛好家の動画等はやはり少ないです。
動画中でもパーツを見つけるのが難しいとコメントされてます。
日本でも難しそうです。

1966年の耐久レース優勝車を2017年にトヨタにてレストアし、「スポーツ800 GR CONCEPT」として復活させたようです。

出典元:youtube TOYOTA GAZOO Racing

トヨタスポーツ800は軽量の小型スポーツカーでしたが、
より大型の本格的スポーツを必要としたトヨタは、この後で2000GTを作ることになったのです。

よければツイートしてシェアしてください!→

Leave Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です