旧車・スポーツカー紹介

ビート vs S660 を今更考える。

2020年1月8日

今、ホンダの軽オープンカーといえば、S660ですよね?

 

 

でも、いやいや、ビートでしょ!って言う人も居るでしょう。

 

ホンダの軽ミッドシップ2シーターオープン

2台共、軽規格のホンダ製ミッドシップオープンカーです。

ミッドシップというワードを知ってるような人じゃないと、ビートを知らないかも。

ビートが販売されていたのは1991年から1996年までですから、

新しくとも今から24年前の車です。古いですね。

今でもたまに走ってますので、まさかそんなに古いとは思わなかったかもしれません。

一方のS660は2015年に登場した見るからに新しい車です。

 

Sの名を冠するS660はS2000や往年のS800と同じ由緒正しいホンダのスポーツカーということでしょう。

Honda公式より

ただ、その軽規格かつ2シーター、そしてミッドシップということであれば、

ビートと比べられる事は避けられないでしょう。

誰でもそうします。

もう多くのWEBで同じような語り口で触れられたであろう、

このトピックを今更取り上げるんだから、どうかしてるかもしれません。

早速、スペックを比べてみました。

スペック

名称 ビート (PP1) S660  (JW5)
外形寸法(全長全幅全高) 3295x1395x1175 3395x1475x1180
エンジン E07A (直列3気筒NA) 656cc S07A (直列3気筒ターボ) 658cc
最高出力 64PS/8100rpm 64PS/6000rpm
最大トルク 6.1kgm/7000rpm 10.6kgm/2600rpm
駆動レイアウト MR MR
車両重量 760kg 830kg

結構違うところがありますね。順に見ましょう。

 

S660の方が幅が広い?

まず寸法ですけど、

S660の方が幅が結構広い。実に80mm差。

でも8cm?そういわれたら大した差じゃないかも?

1475mmといえば、1480mm以下という軽自動車規格ギリギリ一杯の横幅です。

80mm増し。これは一見太ったなぁと思いがちですが、

ビートが出た当時の軽自動車規格では1400mm以下でないとダメでした。(1996年までの軽自動車規格)

つまりS660もビートもどっちも軽自動車規格ギリギリだったという事で、

差をつけた訳ではないと思います。おそらく。広い方が良いですもんね。

 

ターボ vs NA高回転

エンジンと最高出力、最大トルクを見てみると明らかに特性が違ってます。

ビートのエンジンはE07Aというトゥデイとかにも載ってたエンジンがベースになっていますが、

その時の性能だと、48PS/6300rpmという普通の性能です。

それが、MTRECというホンダがF-1で培った技術を応用したシステムにより、

64PS/8100rpmという、イカレた仕様になっているのです。

VTECだけじゃなかった!というわけですね。

6.1kgm/7000rpmという最大トルクも… どちらにしても7000とか8000まで回さないと美味しい所が来ないエンジンなんて、

今では考えられないですよね。それも軽自動車で。

 

 

一方、S660はというと、

S07Aというエンジン。ターボ付き。

これはN-BOXやN-WGN等のNシリーズに搭載されるエンジンがベースということで、

S660はNワゴンのエンジンが載っている。等と軽んじられがちですが、ターボチャージャーに改良がくわえられているらしい。

なかでもこだわったのが最高許容回転数。6MTモデルではプラス700rpmの7700rpmまで高められています。 (Honda - S660)

比較して明らかに違うのがそのパワーの出方ですね。

NAとターボなので当然とはいえ、

S660の最大トルクは10.6kgm/2600rpm、

一方ビートは、6.1kgm/7000rpmということで、

ビートが7000rpmまで回して得られた最大トルクを、

S660は2600rpmに到達するまでに既に得ているという事になります。

技術の進歩もあるでしょうけど、そもそも志向が全然違うようです。

 

乗りやすいS660。ベタ踏みのビート?

 

ホンダのページを見ても、性能曲線が見つからなかったのですが、

東洋経済オンラインに昔出ていたようです。

出典:東洋経済オンライン

赤がS660、青がビートのデータです。

これによれば、低い回転からビートをはるかに凌ぐパワーを得られる。ということです。

つまり動力性能的にはS660に軍配が上がるでしょう!

…ただ、5000~6000回転で馬力のピークを迎え、

トルクも2000回転でピークなら、

上までストレスなく回るとか、

最大回転数を上げたとは書いているものの、

上まで回す意味はほぼ無いような?気がします。

シフトアップして次のギヤを使ったほうが良いように思います。

 

逆にビートは、回さないとパワーが出ないエンジン。いい意味で言えば、

回すほどにパワーが出るエンジンです。

間違いなく乗りにくい。

でも、踏みまくって回しまくって、S660より70kgも軽いボディで走るのは、

面白そう。Sの名を冠してないものの、Sシリーズっぽい気がします。

最高に音が良い車と言えば?S800、はじけるような快音

 

どっちが速いのか?

という事ですが、スペック的に考えても、

1991年と2015年という20年を超える時間差を考えても、

どう考えてS660の方が速いと思いますが、実際どうなんでしょう?

同じ人が同じ時に検証してみないとわからないですが、

参考としていくつか動画がありました。

まず、S660の筑波サーキットラップタイムが、

こちらの動画で1分18秒325と紹介されてます。

 

一方のビートは、同じ動画でも同じ人でもなく、そもそもこっちはバトルの1ラップなので、

かなり不公平なデータですが・・・

最後の方のレースで1分26秒100(?)と計測されております。

この数値だけみたら8秒差ということでかなり差があるように見えてしまいますね。

まぁ、S660は6速ミッション。ビートは5速ですから、

それなりのストレートがある筑波ではやっぱりS660が有利なのかもしれません。

ビートの方はウェットのコンディションですし、比べておいて今更ですが、比較してはダメですね。

 

どちらが優れてるとは言えない。

速いから良い悪いということは無いでしょう。

ゆったりオープンで景色を観ながら走るのが好きなのか、

なるべく軽い車体でグイグイとハンドルを切って走りたいのか、

同じ軽オープンでも、その人の趣味によって評価は分かれると思います。

結局ありきたりな結論に落ち着いてしまいました。

まぁ、どっちも良い車でしょう。間違いない!

 

でもどっちも新車で手に入るとするならビートが欲しいかな…

 

 

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