自分の車の事を「こいつ」や「この子」等と呼んだりする人、いますよね。
あなたにとって車とは何ですか?という類の質問に、
「友達です」等と返している光景もわりとあるあるな光景だと思います。
機械が友達なんて、なんの冗談だ。という話ですが、
なぜ車に特別な愛着が沸くのか。
車と言うのはただのモノとは違う愛着が沸くのは事実ではないですか。
行動を共にして思い出ができるからに違いないでしょう。
他の身に着けて行動を共にするモノ、時計や靴等と比べてもよりそういう感情が生まれやすい原因として、
車が前からみると「顔」がある事、
動くという事、
燃料を入れて、エンジンが回って始動し、エンジンがとまって停止する。という生物的な要素がそうさせるに違いない。と思うわけです。
私はふと車との別れを考えましたところ、とても寂しい気持ちになりました。
日本人に限った話では無いのだろうなとおもい、
Youtubeで動画を探してみたら、車とサヨナラする動画がありました。
車に名前を付けておられる。
動画の中で車をフレンドだと表現されていました。
やはり、皆共通の感情だったというわけですね。
誰にでも環境の変化や、目的の変化、次のステップへ進むため、
人生のある節目に車を乗り換える時があるわけですが、
この感情は車好きかどうかは関係がないらしく、
特別車好きではなくても車に強い愛着を持っている人も居ますし、
自称車好きでも次から次へと何も思わず車を乗り換える人もおられる。
けど皆、昔乗ってた愛車を運転できるとなると喜んで懐かしさに浸るでしょう。
おぎやはぎの愛車遍歴を見ていたらそう思います。
どうすれば寂しさを抑えられるのか?
老朽化、故障、家の事情、複数台持てなくなった、別の車が欲しくなった、
理由は何であれ、もう乗れないという事実は寂しい。
どうすれば紛らわせるのか、解決できるのか。をネット上を探したりしたところ…
洗車をする
最後だからピカピカにして送り出す。仮に廃車にするのであっても洗車するというのは、
ある意味定番の行動のようですが、
洗っているうちに思い出がよみがえって来て余計辛くなりそうです。
写真を撮る
これも定番です。車好きなら既に多くの写真があるかもしれませんが。
あと、専門のサービスで、並走して走行中の様子を撮影してもらうこともできるようです。
普段自分の車が走っている姿を見ることはなかなか無い上に、
並走して写真を撮るなんていうのは自分だけではできませんから、
いい記念になりそうな気がします。
思い出の地を巡る
車に乗って昔行ったところを巡ってみて、
昔を思い出すのです。
御礼として塩とお酒をかける
やや古典的ですが、愛車にお礼を伝え、タイヤに塩とお酒を掛けるそうです。
燃料を満タンにしてあげる。
労いのため、ガソリンを満タンにする。喜んでくれますでしょうか。
寂しい気持ちはどうにもならない。
ここまで書いてみて思いましたが、
やればやるほど寂しい気持ちになりそうです。
何をしても寂しさが消えることは無い。
乗り越えるしかない。
とにかく感謝の気持ちを伝えて、
次に良いオーナーに見つけてもらえるように祈るしかないでしょう。
誰ともわからない人に乗ってほしくないという方も居られますが、
車はやはり走る使命を持っているわけですから、
まだ乗れるのに廃車にするとか、
どうせ乗らないのにガレージに長い月日寝かせておくよりは、
誰かとともに走るほうが車にとって幸せなのではないかと思います。