ハチロク(AE86)神格化の影にAE92あり。

超有名車となった、AE86型カローラレビン/スプリンタートレノは、
1987年にAE92にモデルチェンジします。
このモデルチェンジで駆動方式がそれまでのFRからFFに変更されたことは大変有名で、
それが最後のFRとして、AE86を有名にした原因の一つにもつながっております。

2doorモデルとしては、特にリアはAE86よりカッコイイと個人的には思います。

AE92/91はデートカーだった?

AE92/AE91はバブル期に登場した車です。
当時トヨタといえばZ20型ソアラが大人気であり、
デートカーとしてはソアラかプレリュードか?という時代だったようです。
(シルビアがモデルチェンジして地位を脅かすのはもう少しあとです)

そんな中、レビンはソアラより一回り小さいながらも似たデザインをしており、
ソアラを買うお金は無いが、レビンなら買えるという若者の受け皿になりました。

どれくらい価格差があったのか気になるところですが、
ソアラの最上級グレードは、なんと420万、最低グレードでも240万と思ったよりめちゃめちゃかなり高価です。
一方のカローラレビンは最上級で170万、最低グレード(AE91)では110万と、
最低グレードでも2倍で2台買えてしまうこの価格差は驚きです。
そう考えるとカローラレビンがデートカー売れるのも納得ですね。

AE92の性能は?

しかしながら、カローラレビン/スプリンタートレノといえば、
カローラのスポーツモデルであって、もとからデートカーとして登場した車ではありません。
その本来のアピールポイントはデートカーとしての性能ではなく、
やはり動力性能にあるはずです。
下にスペックを載せます。

AE92 カローラレビン GT-APEX
全長全幅全高:4245x1680x1300
エンジン:4A-GE 1587cc DOHC
最高出力:140PS/7200rpm(前期は120ps)
最大トルク:15kgm/6000rpm
駆動レイアウト:FF
車両重量:1060kg

エンジンは名機とされる4A-Gエンジン。
AE86と同じですが、ヘッドカバーのデザインが多少変わっております。
後期型では最高出力が120psから140psにパワーアップしてしました。

AE86ではGTVというスポーツグレードが存在していましたが、
AE92には存在しません。
しかし最高の出力を発揮するGT-Zというグレードが登場します。

AE92 カローラレビン GT-Z
エンジン:4A-GZE 1587cc DOHC スーパーチャージャー
最高出力:165PS/6400rpm(後期)
最大トルク:21kgm/4400rpm
車両重量:1070kg

スーパーチャージャーが搭載された4A-GZEを積んでいるのがGT-Zであり、
スーパーチャージャー搭載車には、ボンネットにエアインテークが装着されます。
最高出力は165ps!これは1600ccのエンジンとしてはなかなかパワフルで、
EG6シビックのB16A(170ps)に迫る数値です。

AE92の現在

この車だけに限った話ではなく、
AE92以降のAE101、AE111まですべてが4A-Gエンジンを搭載している関係で、
いまなお根強い支持を集めるAE86へのエンジンドナーになっています。
なので、AE92のエンジンを載せたAE86が現存していても、AE92として現存している数は少ないのが実態です。
歴代のカローラレビンで最も売れたのがAE92だったらしいのに、いまや町中で見ることはほとんどないですよね。

車自体の造りはAE86に比べてAE92の方が明らかに高級になっているのですが、
駆動方式がFFになったためにゴミ同然の扱い…は言い過ぎかもしれませんが、
いまだに雑誌で取り上げられるAE86と比べるとその差は歴然としています。
確かにドリフト走行という目的を考えると、大きく価値が違うのもわかりますが…

もしAE92がFRだったらその扱いは大きく違っていたでしょうか?
AE86好きの方々には、AE86を最後のFRスポーツとして神格化させた影にはAE92があり、
キューニーはFFだからゴミなどと考えず、できればリスペクトを忘れないでほしいと思います。

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