いまや国産ライトウェイトオープンスポーツの代名詞ともいえる、
マツダのロードスターですが、
その初代はユーノスという販売チャンネルからの発売でした。
しかし、実は日本での発売が1989年の9月だったのに対し
それより先に北米では5月に発売されていたのです。
もともと開発のきっかけは北米にあったのが影響しているのかも?しれません。
ロードスターの北米仕様名は「MX-5」これは今でも同じです。
下の動画はドリキンの土屋圭一が、
日本でのNAロードスター発売に先立って、北米仕様MX-5のインプレッションレビューを行っている動画です。
なかなかの絶賛っぷりです。
色はマリナーブルーで、内装は黒というところからしてベースグレードのようですね。
(マリナーブルーはNA6CEの初期専用カラーです)
MX-5は量産決定後の市場投入までが短期間だったようで、部品の流用が多かったそうです。
しかしながらその後のマイナーチェンジを経ても、その外装は変化が無く、
発表当時の初代の時点でいかに完成されていたかがうかがえますね。
スペックも1tを切るライトウェイトボディに、エンジンは1600ccで最大110馬力ちょっとしかありませんから、
土屋氏一押しのAE86と似通ったスペックです。(サスペンションの仕様はロードスターの方が明らかにスポーティーですが。)
ロードスターに関しては、ドリキン土屋氏に限らず、挙動が素直だと、最初の練習に最適であると、
他レーサーの方々も他動画にてコメントしているところをよく見かけます。
一部ではエンジンが回らない吹けが悪いと評されることもありますが、
この動画においてはレスポンスも良く、エキゾーストも乾いた音と好印象で評価されているようです。
当時1989年はMR2(SW20)もデビューした年だからか、
動画中にMR2との比較コメントが出ていますね。
MR2もNAロードスターも新車で買えるなんて、今の感覚で思えばとても恵まれた年ですね。