この記事は、映画「フォードvsフェラーリ」について触れています。
ネタバレは無いですが、車のスペックなどについて説明があります。
私はGT40のフロントよりリアの方が好きですね。
上の動画に登場するGT40は1966年のル・マン出走時のモデルではありません。
こちらも有名ですが、Gulfというスポンサーになった後のカラーです。
GT40といえばこっちのカラーの方が良く見るかもしれません。
映画「フォードvsフェラーリ」が2020年1月10日から公開されまして、
そんな時にGT40と題した記事を書くとは、あからさまに映画話題に乗っかってますよね!
映画は実話をもとにした話ということで、
映画には無かったけどこんな事があったらしいよ~と
いうような裏話を披露できれば良かったのですが、
あいにく、それができるほど詳しくない為書けません…
といって、感想を書くようなブログでもないのですが、
ひとつ、映画を見て気になっていたのが、
GT40の相手のフェラーリの車両は一体どんな車両なのか?
という事でしたので、少し調べてみました。
フェラーリ 330P3
GT40というワードは出てきても、
フェラーリ330P3というワードは聞き馴染みが無いと思います。
検索しても良い動画が見当たりません。
フェラーリによれば、製作された330P3はわずか3台だったという話です。
車両が残ってないのでしょうか?
映画の舞台の翌年1967年に登場した330P4の走行動画はありました。
上記リンクのフェラーリマガジンの日本語訳によれば、
最高のサウンドを響かせるフェラーリの1台であるだけでなく、
あらゆる機械の中で最も美しい音を発します。
という物凄い称賛で紹介されてましたが、どうでしょう?
見た目はうねりの効いた、曲線基調のデザイン。
いかにも速そうな雰囲気です。
スペックを見比べてみますと、
P330のエンジンは、
4.0L V型12気筒DOHC 最高出力420ps/8200rpm
一方GT40(mk2)は
7.0L V型8気筒OHV 最高出力485ps/(6,200-6,400rpm)
パワーはGT40の方がありますが、車重は1088kgと、
P330の851kgという軽量に比べると重い。
P330はV12でDOHCの高回転エンジンというのもフェラーリっぽく、
GT40は大排気量V8のOHVというのが如何にもアメリカ的ですね。
ポルシェ 906
同時に出走していたポルシェの906なんて、
616kgだったらしいので、さすが7リッターのエンジンを積むGT40は重いですね。
このポルシェ906はプライベーター用に日本にも輸入され、
日産(プリンス)のR380と日本グランプリを舞台に闘いました。
S20エンジンの元になったGR8エンジンを積むのがレースカーR380です。
感想
マニュアルでギヤをガチャガチャやって、
電子制御なんて全然ないようなアナログな車で、
あんな夜や雨の中を300km/hオーバーで走り抜けるなんて、
レーシングドライバーってのはとんでもないですね…
映画はそのあたりのヤバさが存分に伝わってくるとてつもない迫力でした。
音の良さも相まって、没入感はなかなかのもの。
映画館の質の良い音響システムで味わうべき映画でした。
2020年最初の映画にオススメ。
※フォードGT40mk2のスペックはこちら(名車紹介:フォードGT40)を参考にさせていただきました。
※フェラーリP330のスペックはこちら(フェラーリマガジン)を参考にさせていただきました。