2019年皆様あけましておめでとうございます。
年明け早々の1月2日、気になるニュースが飛び込んでまいりました。
トヨタのチーフエンジニア甲斐氏がインタビューで示唆したことから、現実味が帯びてきた『MR2』の復活。これまで検討段階だったが、GOサインが出たという噂も浮上している。
トヨタ「MR2」復活へ…水平対向ハイブリッドで2021年にも発表か
引用元:Response.jp
ということであくまで噂レベルではありますが、
先日の「スープラ」復活に引き続き、長らく姿を消していたスポーツカーの復活が期待できるかもしれません。
トヨタ86はMR-Sで途切れていたトヨタスポーツカー久々の復活でしたが、
スープラが本当に実現し、悪くない結果でしたらMR2復活も本当にあるかもしれません。
それだけスポーツカー生産に前向きになってくれているということは、
スポーツカー好きとしてはうれしい限りです。
水平対向ハイブリッド、なぜなのか…
しかしながら上のリンク先記事に書かれている「水平対向ハイブリッド」というのが本当であれば、
私としては落胆、というのが正直なところ。
水平対向は86とおなじく、スバルとの共同開発ならば避けられないところで、
独自のヤマハ製エンジンというわけにはいかないでしょう。
出してくれるのならありがたいことだという気持ちも当然あります。
しかしハイブリッドとなると‥‥ うそだろ?ってなもんです。ホンダのCR-Zじゃないんだから。
まぁNSXもハイブリッドになるご時世です。
電気のパワーアシストがあったほうが速さも良くなると。
そもそもそのうちガソリンエンジンも無くなっていくだろうとまで言われているわけなので、
仕方ないかもしれません。
MR2とは
以前に記事を書きましたSW20のMR2というのは2代目にあたり、
初代MR2は1984年に初登場したAW11というモデルです。
初代MR2 (AW11)
全長全幅全高:3950x1665x1250
エンジン:4A-GZE 1600cc
最高出力:145PS
駆動レイアウト:MR
車両重量:1120kg
ちなみにAW10というのもありますが、
これはAE86でいうところのAE85にあたる廉価バージョンです。
角ばったスタイリング、リトラクタブルヘッドライト、全体のプロポーションのほか、
大衆車ベースのリアミッドシップスポーツカーというイメージは、
フィアットの「X-1/9」を参考にしたとされてます。
当時日本車のリアミッドシップレイアウト量産車は存在しておらず、
AW型MR2が最初でした。
一目見てMR2をふつうの車だと思う人はまずいないでしょう。
誰が見てもスポーツカー、いかにも速そうなスタイルをしています。
今見たら逆にやりすぎかもと思えるほどですが、そんな車は現代に存在しないので、
そこが魅力のひとつでもあるとおもいます。
搭載されているエンジンは上級モデルで4A-Gエンジン。
有名なAE86と同じエンジンですが、後期型には4A-GZEというスーパーチャージャー付きも設定されました。
いまでこそプレミア価値となったAE86で、中古車相場としてはAE86の方が高いですが、
当時の車格ではMR2が明らかに上です。
上の動画の1:52あたりから4A-GZエンジンの空ぶかしを聴くことができます。
やっぱりガソリン車でよろしく
wikipediaによると
1979年に豊田英二社長が主査たちに飛ばした、「トヨタには将来、常識では考えられないひと味違ったクルマがあってもいいのではないか」という檄のもと開発が着手された
引用:Wikipedia (MR2)
ということで、
初代MR2も、時代はすでにFFレイアウトのラグジュアリーカーが主流へ移り変わりつつあった頃、
その潮流に逆らうようにして誕生した2シーターミッドシップのスポーツカーだったわけです。
新型MR2も、常識的には、ハイブリッドカーにするのが当然だとするも、
そこをあえて外してガソリンエンジン車として設計してもらえれば!
そんなことは難しいとはいえども理想ですね!