12/8に英国にて発表された「マクラーレン720Sスパイダー」は、
スパイダーという名のとおりオープンカーで、
そしてその電動リトラクタブルハードトップは11秒で開閉されると紹介されていました。
情報元:11秒でオープンに 「マクラーレン720Sスパイダー」登場(webCG)
11秒って早いのか?
この11秒という数字が一体どんな意味があるのか、
オープンカーに詳しい人しかピンとこないかもしれないですが、
現在販売中のマツダロードスターRFの開閉時間は13秒なので、
それと比べると2秒も早いことになります。
RFはタルガトップでリトラクタブルハードトップとは違いますから不公平かも??と思うかもしれないです。
しかしながら1世代前のロードスター(NC)のRHTモデルの開閉時間は12秒なので、
やはりそれより720Sスパイダーは早いということがわかります。
とはいえ10年生産されて2015年に販売終了したNCロードスターがそこまで善戦するというのもなかなかスゴイことですよね!
それそのはず、NCロードスターはその開閉の早さをアピールポイントとしていたことは下の動画でも良くわかります。
ロータスやらポルシェやらコルベットやら、そうそうたる車が、
今か今かとスタートを待つなか、遅れて登場するNCロードスター。
加速性能ではどう考えても不利であることは素人目にも明らかなわけですが、
思わぬアクシデントにより状況が一変するわけです。
動力性能以外の面の優秀さをアピールした秀逸な動画だと思います。
開閉が速いと魅力的なのか?
だけども人馬一体の操作性の良さをコンセプトとしたマツダロードスターが、
RHTの開閉時間をアピールするというのは違和感があるような?
すぐにオープンにできて身近に手軽に楽しめる。ということだろうと思いますが、
それは電動で開閉する時間が短いことと直結しますでしょうか。
12秒が20秒でも、「20秒かかるからオープンにするのやめとこ!」となるのかどうなのか。
電動なのか手動なのかは0か1かという大きな違いだと思います。
私はNBロードスターでオープンにして走ったことがありますが、
後付けハードトップを付けている時、屋根を開けようと思うには結構な意欲が要ります。
それがボタンワンタッチで電動式で開くとなれば、ふとした時でもちょっと開けようか~ってなもんです。
そこが20秒30秒かかったとしても、
開けるか開けないか、そんなに影響あるのかどうなのか疑問なところです。
そんなに重要なところですかね?
一方NDロードスターは片手で運転席に居ながら開閉できる幌ということで、
これはスゴイですし、電動でなくてもお手軽だという良い機能です。
NBでは運転席から開けることはできても閉めるのは結構難しい。
さっと開けてさっと閉められたら良いのにと思ったことがあります。
というわけで最初に戻ってマクラーレン720Sスパイダーの屋根が11秒で開くって、
確かにすごいですが、オープンスポーツにとってそこはそんなに重要か?と思います。
とはいえ720Sを買うようなお金持ちにとってはお手軽にオープンにできるということより、
早く開くという高性能性のほうが興味をそそるのでしょうか。
マクラーレン720S
ベースであるマクラーレン720Sは、
最高出力は720PS… 名前の通りなんですね。
それに値段は3000万越え。
こりゃまぁ比較するべきではないかもしれないですね!