マツダがフランスにおいて、
最新のロードスター(ND)に「ユーノス エディション」を設定して、
フランスにおいてのみ110台限定発売することがわかりました。
ユーノスエディションが意味すること
画像:フランス・マツダ
黒いボディに赤いシートが映えるこのデザインこそ、
ユーノスロードスターのSリミテッドを強く意識したものだというのです。
ユーノスとは?
ユーノスとは、かつて存在したマツダの5チャンネル戦略における高級路線チャンネル。つまりブランド。
ユーノスというブランドは1989年に誕生しました。
その1989年に同じく登場したのが、現在のロードスターの祖、
初代ロードスター(NA)であり、ユーノスロードスターです。
もちろん、ユーノスにはロードスターしかなかったわけではありません。
3ローターのロータリーエンジン車「ユーノスコスモ」も同じくユーノスの名を冠します。
ですが、ユーノスロードスターはギネスブックに『世界で1番売れたオープンカー』として記録されるほど、
めちゃくちゃ売れた人馬一体のライトウェイトオープンスポーツ。
いまだに、ユーノスといえばロードスターを指す人が多い。
マツダロードスターとなったNB以降のロードスターをユーノスと呼ぶ人も居るほどです。
(私がNBに乗ってた時、よくユーノスと呼ばれました。1年前の話です。)
ユーノスを買ったと発言して、
コスモ?やユーノス500?等と聞いてくる人がもし居たとしても、
その人も心ではロードスターだと思いながら聞いているに違いないのです。
なので当時からの圧倒的な知名度によって、
ユーノスエディションといえば誰もがピンとくるのです。
ユーノスロードスターの数多いグレード
モデルライフの中で、数多くのグレード、限定グレードが登場しました。
有名なグレードなら、イギリス車風のVスペシャルとか、
スポーティーなSスペシャル、黄色いJリミテッド、
とにかく数が多い。
Sリミテッドについて
Sリミテッドというのも、その中の一つであり、1992年に限定発売されたグレードです。
このSリミテッドが見ての通り、
黒いボディに赤い内装を備えたモデルであり、
冒頭でご紹介した、フランスで限定販売されるという、
現行ロードスターのユーノス・エディションの元となったモデルです。
上の写真は、公式の写真なのでどこのニュースにも紹介されてますが、
実態のSリミテッドがどんなものなのかあまり紹介されてません。
下の動画は、Limited Editionと紹介されていて、
外装はストライプが入っており、確信できませんが、
赤い内装はSリミテッドのそれのように見えますね。
最後に
なぜフランスのみの発売なのでしょう?
MiataやMX-5でおなじみの通り、
海外では「ユーノス」とは扱われていないのに。
そして、なぜSリミテッドをチョイスしたのでしょう?
謎ですね。
日本においても発売される日がくるのでしょうか。