雑記・小ネタ

最後のガソリン車に思う事

今のご時世、MR2でドライブする機会が無さ過ぎて、ニュースについて書くことに。

地球温暖化防止にむけ、ここ最近耳にする「カーボンニュートラル」の概念。

この実現策の一つとして政府が掲げた「2030年半ば迄に純ガソリン車の新車販売ゼロ」の方針である。

ガソリン車、というかエンジン車については、

その生産のための部品メーカーが多くあり、エンジンが廃止されると部品需要が無くなり、企業活動に大きな影響を与える。

そういう電気化に待ったを掛ける論調の会場で聞いた話だが、

電気自動車生産時のCO2排出量はエンジン車に比べて約2倍多いらしい。

その後車の使用中のCO2量を合計したら大して変わらないようだが、

電気自動車がCO2削減になる。という風潮に待ったを掛けていた。

 

スポーツカーへの影響

電気自動車購入の際は、国や県から併せて100万以上の補助が出されるほどに進められている電気自動車で、

航続距離不足や電気スタンド不足の問題も徐々に改善していくのだろうか。

すると一般的には電気自動車化してもそんなに問題は無くなってくるのだろうけれども、

スポーツカー好き、エンジン好きとしては困った問題だ。

まず私は車に乗ってエンジンをかけてアイドリングしている時の微妙な振動が好きである。

ドドドドドド…とアイドリングするエンジンは、いかにもこれから出発するぞ!というテンションを高めてくれる。

踏み込むとガォオン!!と吠えるのがまた良い。

これが電気自動車だとペィイイイーーって電車みたいな音になるわけだ。

なんかちょっと寂しいな~という気持ちはある。

そして、スポーツカー好きの側面から言えば、

電気自動車のバッテリーは重い。日産リーフのバッテリーは300kgくらいあるらしい。

その環境でライトウェイトEVスポーツカーは可能なのだろうか?と思ってしまう。

 

ガソリン車最後のモデルというチャンス

ということはつまり、マツダロードスターも、次世代があるとすれば、

ハイブリッドか、電気か、ということになるだろう。

そしたらやっぱり重いんじゃなかろうか?

そのあたり、マツダの技術者なら何とかするかもしれないが、

少なくともNDよりNEが楽しくなるってのは難しいような気がする。

後の世代からすれば、NDが、ガソリン車のスポーツカーが新車で買えたなんて恵まれていた、

なんて言われる日がくるような。

今度日産からフェアレディZの新型が出るという話があるが、

これも、最後のガソリン仕様のZになるだろうと。

そういうことを考えると、

買ってた方が良いかな?という気持ちがたまに頭をよぎらなくもない・・・

いわば、ガソリン車の集大成だとするならば、

もうこの先出ないのであれば・・・

ああ、何故MR2や他のスポーツカーが新車で買える時代に子供だったのだろうかと思う事のある自分にとっての、

チャンスなのではないか、と思う事が無いとは言えないのである。

 

個人的に、リークされて写真が出されているZは良い感じだ。

リアのスタイリングといい、S30のZのようではないか。

マニュアルミッションが搭載されていれば完璧だ。

 

また違う楽しみまで

電気化は時代の流れ。

蒸気機関車が電車になったとかと同じ。これは避けられぬ。

電車より、蒸気機関車の方がおもろかったナァ~とかいう爺さんがおったとして、

クッソー!なんで機関車が電車になってしまったんや!!と悲しむ人ももう少ないでしょう。

それって全然また違うもんやん。と思うように、

電気自動車もガソリン車とは全然違う別の物として、

楽しまれる日が来ると期待しましょう。

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