MR2 ロードスター

NBのシフトノブをMR2へ取り付ける試み

個人的にNBロードスターのVS仕様の内装は非常に気に入っていて、

あれは既に完成されていたので、どこをどうこう弄りたいという気はまるで起き無かった。

 

NB8C VS combination-B

 

一方のMR2においては、レカロシートのバスの椅子のようなルマンカラーが気に入らず、シートカバーを取り付けた。

そのほかにも、買った当初付いていたTRDの球形シフトノブが気に入らなかったので、

純正のシフトノブに戻したりした。

 

 

しかしながら、どうもやはりしっくりこない。

運転するたびに触れるシフトノブなので、徐々に気になる気持ちが積もってきたのである。

 

しっくりくるシフトノブとは

シフトノブはハンドルより手軽に替えられるからか、非常に多くの種類が売られている。

RAZOとかMOMOとかNARDIとか選択肢は非常に多く、

オートバックスに行けばそれ以外にもよくわからんメーカーからも多数ラインナップがあって、

自分に合ったものを選びやすいかと思いきや、

結局どれがいい感じなのか、手で触れて選ぶ事もできないので、

なかなか選択するのも難しい。

そんな中で、うーんと悩んだ挙句、

やはりコレしかない。というシフトノブを購入した。

NBと同じマホガニーウッドのシフトノブである。

私が以前乗ってたのはNB8Cで6速マニュアルだったが、

MR2に合うよう5速タイプにした。

シフトノブだけウッドにしてどうする、という気持ちもあったが、

こういうパーツも永久に供給されるわけでもない。

まぁ、最悪気に入らんかったらロードスター乗りに使ってもらおうかと思いつつ。

 

マツダシフトノブをトヨタへ使うには

シフトノブはメーカーでネジピッチやネジ径が違う。

統一してくれれば色々楽しめるのに。

マツダは M10×P1.25だが、トヨタはM12なのだ。

参考:https://blog.goo.ne.jp/bnrscp/e/3a948cdd5ca29d9b48292b6622520583

つまり、トヨタの方がデカイ。

マツダのシフトノブを挿しても入らないわけである。

なので、↓のような変換部品があった。

トラックへの使用を想定しているようである。

世の中色んな需要があるんだなと感じる。

しかしこの変換部品をみて御察しの方も居られるかと思うが、

今回軸側(トヨタ)が太く、シフトノブ側(マツダ)が細い為、

下の図のようなことがおきる。

シフトノブが軸の根元まで入らないため、

延長されてロングストロークになってしまうという問題が起きるのだ。なんてこった。

 

これが逆ならよかった。

逆ならば、外側M12ネジで内径にM10ネジを切られた変換部品だけで良い。(下のイメージ)

シフトフィールもそのまま。

 

軸側(トヨタ)が太いなら、

シフトノブ(マツダ)側のネジを切り直さないといけない。

だが、シフトノブの中身は樹脂っぽかったし、

切り直すほどの余白があるのかどうかも不明だった。

だいたい、真っすぐネジを切れるような設備等持ってるはずもなく。

 

シフトノブの内側だけを加工することに

現物を見てみると、M10部分は意外と細かった。

シフトノブ側も、その下端からすぐネジが切られているわけではなく、

間口は広く、すり鉢状になっており、途中からM8ネジが切られているようだったので、

間口の広い空間をさらに広げて、↓のような事ができないか試みることに。

 

M10部分をなるべくめり込ませて長さを吸収するというチャレンジだ。

 

リューターの連続使用時間15分を考慮して、使っては冷やし、使っては冷やしてを繰り返す地道な作業だった。

(この作業は今より寒い時期にやってたので、まだマシだった)

 

 

 

 

その甲斐あって思惑通り、シフトノブ内で長さの吸収が達成されたのだ。

取り付け補助のナット部分はシフトノブ穴よりデカかったので、

こればかりはどうにもならなかったが、最低限で済んだのでヨシとしよう。

 

いざ装着である

それでは早速装着。

まずは既設のシフトノブをくるくる回して取り外し。

 

変換ソケットを取り付ける。

この時点で、思ったより奥まで入らない事に気づく。

まぁ多少のストローク増は仕方ないか。

どうしても気になる要であればMR2の軸を短く加工するしかない。(中古部品でも探して)

そして加工してきたマツダシフトノブを取り付ける。

 

完成である。

もともとNBよりはロングだったシフトフィールもあって感覚は結構違うが、

ツルツルの感触は紛れもなくあのシフトノブ。

革と違って手汗を吸わないので、毎週拭き掃除をしていたのを思い出しながら、

やっぱりウッドはカッコイイなぁとしみじみ思った。

 

明るい所で撮ると、明らかに茶色く目立ってるので周りとの統一感が無いような感じるが、

 

 

全体で見てみると、ウッドとはいえ濃い色のシフトノブなので、そんなに違和感は意外と無いと思う。

 

感想

NBのウッドシフトは、途中までナルディだったが、

最後の方のマイナーチェンジでナルディじゃなくなっている。

自分のがそうだった。

世の中にNBロードスターの、それもナルディでないバージョンのシフトノブを、

MR2につけている人が自分以外に居るのだろうか?

 

フルノーマルに近い自分の車にとって、

数少ないオリジナル要素が出来たと思い、

シフトフィールが多少長いのが気になるものの、満足のいく結果だった。

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